暑かった9月が終わって、少しずつ秋らしい気配が漂ってきたと思いきや、もう10月も終わり……
ということで、今年も「報恩講」の季節となりました。
この「報恩講」は、浄土真宗をひらかれた親鸞聖人の御命日に際して勤まる法要で、浄土真宗で最も大切な法要です。御本山では1月9日〜16日までの7日間勤まり、北陸の地では、それに先んじて各寺院、そして皆様のご自宅で報恩講を勤めるのが習わしとなっております。
恩栄寺では、毎年11月1日から報恩講をお勤めしております。普段よりも、お内陣のお飾り(お荘厳:しょうごん)を美しく調え、親鸞聖人の伝記を描いた「御絵伝」をお掛けし、他のお寺のご法中にも参詣をいただき、荘厳にお勤めをさせていただき、親鸞聖人のお徳を偲ぶのが、報恩講です。
コロナ以降も、いろいろ試行錯誤をしながらお勤めをさせていただいておりますが、今年は11月1日と2日の二日間の日程でお勤めをいたします。
1日の夜には「報恩講音楽会」と題しまして、今年はピアノの演奏と、皆さんと一緒に「山中節」と楽しむ時間を企画しております。
年に一度の大切な法要、報恩講。ご門徒の皆様はもちろんのこと、多くの方にお参りをいただければと思いますので、お誘い合わせの上、お参りくださいませ。
●報 恩 講
令和6年11月1日(金) 午後2時〜
午後7時30分〜 「報恩講音楽会」
2日(土) 午前10時〜12時
午後1時半〜3時半